100ドルPCが世界を変える!?

「$100ノートパソコン」は世界をどうかえるか
以前からCNETなどでは報じられていたが、パロアルト研究所の元研究員であるアラン・ケイ氏による$100パソコンの話です。
このプロジェクトは簡単に言えば、非常に低コストなPCを貧困な地域に対して広範に配布することによりディジタルディバイドを解消することが目的だと認識しています。
私はこのプロジェクトは非常に意義のあるものだと思います。
ディジタルディバイドは、実は結構深刻な問題です。特にここ数年、顕著になっていると感じます。
一例として挙げるならば、iPodに代表される携帯音楽プレーヤーなどのアクセシビリティの変化があります。
これらの製品は旧来のプレーヤーと根本的に違う点があります。それは、音楽を転送するにも録音するにもパソコンが必ず必要と言うことです。つまり、昔のレコードやカセットテープ、MDのように閉じられた世界で成り立っていないのです。
そのため、iPodを利用するためにはパソコンが必要であり、パソコンを利用するためにはパソコンを購入する経済力、さらにパソコンを使いこなす一定レベルの教育水準が要求されるわけです。
(↑実際、私も母親にMP3プレーヤーの使い方を説明するのに苦労した経験があります。)
現在、先進国ではネットワークやパソコンがライフライン化し、それを前提としたサービスや商品が出回りはじめています。それらはパソコンのスキルがない人やインターネットに接続できない人はまったく利用できない類のものです。
90年代のように一部のアーリーアダプタの知的好奇心を満足させるためのものであった時代ならばいざ知らず、就職の機会まで変わってくるとなると話は別です。
情報格差が貧富の差を拡大し、貧富の差がさらに情報格差を生み出すという悪循環が生まれます。
アラン・ケイ氏のプロジェクトには様々な意見があります。例えば、貧困地域はそんなものより食料が必要である等です。ですが、このプロジェクトは非常に正しく素晴らしいと感じます。
なぜなら、私は上海に来てから、貧富の差と言うものを初めて目の当たりにし、しっかりとした基礎教育と言うのが豊かな生活と国力の根源であると強く感じたからです。
ちなみにアラン・ケイ氏は「$100ノートパソコン」に関連してSqueakプロジェクトにも携わっています。
・関連情報
CNET Japan 「100ドル」による検索結果
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