[ハイテク] 15 January 2006 はてなブックマーク - 戯言:AppleがAMDを採用しなかった理由、Intelを採用した理由 Twitterでつぶやく

戯言:AppleがAMDを採用しなかった理由、Intelを採用した理由

Appleは今回CPUにIntel Core Duoを採用することによりあるキーワードを捨てざるを得ませんでした。
それは「64bit」というキーワードです。この64bitというコピーは高性能なコンピューティングを演出するための非常に強力なバズワードとなりうるにもかかわらず切り捨てたのです。思い出してみればこれまでAppleは盛んに64bitCPUによる高性能コンピューティングをアピールしてきました。にもかかわらず、デュアルコアだが32bitであるCore Duoを採用しました。確かにDuoは新製品ではありますがAMD64と比べ圧倒的な高性能を誇る製品でありません。普通に考えれば高性能と「他よりちょっと違ったものを求めるAppleユーザ」にアピールするのであれば、64bit対応であり、デュアルコアの雄であるAMD64を選ぶのが妥当と思われます。(それにAppleユーザはIntelに汚されたと感じているかもしれません。w)
私は、この意外な選択には更なる攻撃的なSwitchマーケティングが伏線にあると考えています。

つまり、Windowsユーザの更なる取り込みです。プラットフォームをx86化することで、より容易なWindowsとの並列稼動が可能になるということです。もちろんこれだけではAMDではなくIntelを採用した理由にはなりません。
二つのCPUの代表的なスペックをあげてみましょう。
Core Duo
・デュアルコア
・VT搭載
AMD64/Turion64(モバイル)
・デュアルコア(デュアルコア対応Turionは2006年前半登場予定)
・64bit
双方に一長一短ありますが、特筆すべきはCoreはVT(Virtualization Technology:コードネームVanderpool)を搭載していると言う点です。
このVTと言うのはリソースの仮想化をハードウェアレベルでサポートする技術です。簡単に言えば、ホストOSであるOS X上で既存の仮想マシン(VirtualPC、VMWareなど)を用いるよりも高速にゲストOSを実行できると言うことです。つまりデュアルブートなしにそれなりの速度でOSX上でWindowsが動作すると言うことです。
私は、この点こそがWindowsVistaを迎え撃つAppleがIntelのCoreを採用した最大の理由ではないかと思っています。
もちろんAMDも2006年前半には同様のPacificaと呼ばれる技術を搭載したCPUを出荷する予定ですが、Intelと比べ半年程遅れておりわざわざIntel版Macを半年も前倒しして発表したAppleには許容できないはずです。

そして、さらに空論を一歩推し進めるなら、今年のWWDC2006において詳細が発表される次期OSX「Leopard」ではおそらく仮想化技術を搭載してくると推測されます。(例えばオープンソースで実装が進められているXENとか・・・)

なかなか楽しみな展開になってきましたw

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